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 脱!がむしゃら

 

がんになる前はがむしゃらだった。

 

仕事も介護もがむしゃら。

 

どこかでそんな思考を

 

人にも押し付けていたかもしれない。

 

 

 

がんをきっかけに

 

自分を根本から見直した。

 

患者会にも何度も足を運び、

 

先輩たちの話をひたすら聞いた。

 

 

 

がんを受け止めている先輩たちは

 

悠然と見えた。

 

聴いて、考えて、

 

「がむしゃらをやめないと…」

 

と、思うようになった。

 

 

 

染みついた性質を変えるのは

 

本当に難しい。

 

ちょっと油断をすると

 

昔の性質が顔を出す。

 

 

 

自分が変わり、

 

なるべく人にも出さないためには

 

距離が不可欠だ。

 

近すぎるとどうしても

 

元の性質を見られてしまうから。

 

 

 

これでも昔と比べると

 

ずいぶん人を構わなくなった。

 

放っておけるようになった。

 

がむしゃらをぶつけなくなった。

 

 

 

がむしゃらをやめると

 

人に優しくなれることに

 

気が付いた。

 

 

 

その方が

 

自分にも優しくなれることに

 

気が付いた。

 

 

 

そして

 

生きるのが楽になった。