· 

 見つからないカフェ

 

用事があって、ある街に出かけた。

 

母が最期を迎えた街。

 

なんだかなつかしい。

 

 

 

おなかが空いて、しばらく歩いていると

 

なんの店なのかもわからない

 

看板のない店が目に留まった。

 

 

 

ちょっと勇気を出してドアを開ける。

 

7席しかない、小さなカフェ。

 

お客さんはふたりだけ。

 

 

 

テーブルも、いすも、アンティーク。

 

独特の雰囲気の、心地いい空間。

 

 

 

食事も、飲みものも、店主の色。

 

味覚も、こころも満たされた

 

ぜいたくな時間。

 

 

 

ふらっと歩いて見つけたカフェ。

 

看板のない、見つからないカフェ。